lanケーブルで使用可能なケーブル長とは

lanケーブルを利用すれば、通信回線の長さが無線WiFiよりも長距離に伸ばすことができるというメリットがあります。

この理由は銅線を伝って信号が伝わるので、電波を利用するWiFiと比べて電磁ノイズや減衰の影響を受けにくいからです。途中でスイッチングハブを設けることで信号を整流させることができるので、有線接続であれば離れた場所にある端末とルーターを接続することが可能です。lanケーブルは長距離でも信号を伝送することができるというメリットがありますが、銅線の電気抵抗や電磁ノイズの影響を全く受けないというわけではありません。

そのため、伝送が可能な最長のケーブル長が決まっています。ケーブル長は規格(伝送速度)によって違いがあり、高速通信が可能なタイプであれば使用可能なケーブル長の長さが短くなってしまう場合があるので注意が必要です。一般的に使用されているlanケーブルの最大のケーブル長は100mで、室内であれば100mくらいまでは問題なく通信をすることができます。

ただし、Cat6タイプのlanケーブルを利用して10GBbpsの通信をする場合は55mとなります。使用可能な最大ケーブル長の上限(100mまたは55m)は気温が20℃の場合で、温度が高くなると銅線の電気抵抗が高くなるので伝送可能な距離が短くなってしまいます。30℃の環境で使用する場合は3%ほど短くなり、40℃であれば6%短くなります。屋内でも場合によっては30℃を超えるケースが考えられるので、1割くらい短くしておくと良いでしょう。

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