配線ダクトとは照明器具などを取り付ける装置です。
電気が通るレールのようなものを天井に取り付けることで照明器具を取り付ける仕組みとなっています。照明器具の脱着や移動が容易のため多く用いられている物です。その種類はいくつかあります。一番オーソドックスなタイプは、天井面にレールが這うタイプです。レール面が天井から2cm下がっている物とレール面が天井面に埋め込まれているタイプがあります。
これは通常、電気店では販売されていないため、電気工事士が設置するのが一般的になっています。また、引きかけシーリングを利用してライティングレールにした物も種類の一つです。これは、簡易型ライティングレールや簡易型配線ダクトレールなどと呼ばれることもあります。レールと天井の間に隙間が出来てしまいますが、さまざまな形状や仕組みの物があるのが魅力な点です。
引っ掛けシーリングがあれば、工具をほとんど使うことなく自分で設置することも出来ます。設置した後にも角度を変えるなどの調整することが可能な物もあります。配線ダクトの取り付けを行う時には、不安定な場所への取り付けは行わないことやダクトの開口部を下に向けて行うことなどがあげられますが、つける物によって違う場合もあるため、確認してから行うことが大切です。配線ダクトは照明器具を取り付けるために必要な物です。色々な種類が存在しているため、好みや用途に合わせて選んでみると良いでしょう。